小児歯科

小児歯科

人間は初めから永久歯が生えているわけではなく、初めに生えるのは乳歯と呼ばれる、 永久歯よりは耐性の弱い歯です。虫歯になりやすく、進行スピードも速いので早期発見を心がける必要があります。 また小児は歯磨きも上手くできないので、保護者の管理が重要です。

乳歯から永久歯に生え変わったとしても、まだまだ安心はできません。大人と同じ永久歯になっても、 生えたばかりの永久歯はそれほど強いものではないので、小学生の間はしっかりと歯の管理をしてあげてください。


■小児の歯に有効なフッ素
歯科医ではフッ素塗布もしています。フッ素は自然界に広く分布している自然元素の1つで、海・山・川、そしてすべての動植物などに存在しているものなので安全です。 歯科医に連れて来られるだけで怖がるお子さんもいますが、フッ素塗布は歯にフッ素をつけるだけなので痛みもありません。ただ、フッ素を塗る前には、歯のチェックをしますので、 もし虫歯が見つかった場合は先に治療から入ります。歯がすべて健康になった状態で、ようやくフッ素塗布をさせていただきます。

フッ素は虫歯の抑制に効く薬のようなものです。三つの効果を説明しましょう。

1、抗菌作用がありますので、虫歯菌の働きを抑え、酸の生産を抑制してくれます。

2、歯質を強化する役割もあり、歯のエナメル質が強化され、酸に溶けにくい歯を作ります。

3、虫歯になりかかった歯から溶け出すカルシウムなどが、再び歯の表面に戻ろうとする再石灰化を助け、歯の修復を促進します。

以上の点から虫歯予防に有効な方法といえます。ただし、乳歯にフッ素塗布をしても、 永久歯に生え変わるとフッ素のついていない歯になりますので、フッ素塗布は永久歯が揃ってからにすることをおすすめします。

■自分でできる虫歯予防
最後に少しだけ、ご自身でできる虫歯予防対策をお教えします。

虫歯予防

1、甘いものを長時間何度も口にしないことです。糖分を口にすると、虫歯菌が酸を出して歯を溶かし始めます。 しばらくすると唾液の力によって酸を中和し、再石灰化が行われるため、元の状態に戻るのですが、長時間糖分を取り続けていると、 再石灰化では追いつけないほど歯を溶かしてしまい、虫歯になってしまいます。

2、就寝の1時間前には飲食を控えることです。寝ている間は歯を修復してくれる要素を持つ唾液の分泌量が一気に下がってしまいます。 そのため、口の中に虫歯菌が多く潜んでいると、寝ている間に虫歯になってしまうということもあるので、気をつけましょう。