定期検診・メインテナンス

Doctor’s Voice

四ツ谷デンタルオフィスは、そもそも悪くならないようにするための「予防を重視」している、四ツ谷の歯医者(歯科医院)です。ご自身のかけがえのない歯を将来まで維持していくためには、歯医者で定期的に予防ケアを受けることが大切になります。四ツ谷デンタルオフィスでは、歯科衛生士がブラッシング指導やお口のクリーニングを行い、患者様のお口を病気から守れるようにサポートいたします。

例えばブラッシング指導では、歯の磨き方だけでなく歯ブラシの選び方まで丁寧にお伝えし、ご自宅でのお手入れに役立てていただけるようにしました。

また、汚れが固まった歯石には歯周病菌が潜み、トラブルの原因となり得るため、クリーニングでしっかりと落としていきます。定期的にお手入れすることが、抜歯に至るような事態を遠ざけることにつながりますので、ぜひ自覚症状の出る前から、予防に努めていただきたいと思います。

定期検診・メインテナンスの必要性

歯科医にはむし歯になってから行くという人も多いですが、定期検診をおすすめしています。 定期検診ではむし歯の早期発見だけではなく、むし歯予防や歯周病予防も行っています。日本人の中高年では10年間で平均5本の歯を失っているといわれています。定期的に歯科医院に行き、検診を受け、プロによるクリーニング・メインテナンスを受けましょう。

むし歯や歯周病は、歯の溝、歯間、歯周ポケットに付着する細菌によって引き起こされます。多くの細菌が集まり、バイオフィルムを作り出し、その中で細菌は増殖します。

バイオフィルムはバリヤーのように、お薬を跳ね返してしまいますので、お薬で口腔内を健康に保つことはできません。このバイオフィルムを除去するには、「機械的に除去する」以外に有効な方法がありません。

歯科医院での定期検診の際には、むし歯ができていないか、歯周病になっていないか、詰め物や被せ物が壊れたり取れていないかなどを確認し、PMTC(プロフェッショナルケア)で徹底的にクリーニングします。

定期メインテナンスの有効性は科学的に証明されています

定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることは、歯を残すために有効であることが科学的に証明されています。

定期検診の主な内容

むし歯チェック

初期段階のむし歯は人の目では見つけづらかったり、歯と歯の間でゆっくりと進行しているむし歯があったり、 治療した歯でもその近くに新しいむし歯ができたりすることもあります。専門的な立場の人が見ないとわからないものが多いので、 しっかりとむし歯のチェックをさせて頂きます。

歯周病チェック

歯周ポケットといわれる歯のまわりのポケットが深いと、歯周病になります。歯周病はポケットが深くなり、 柔らかくなると歯が抜け落ちてしまうので、硬い状態が健康的です。歯周病になりかけている人は、ポケットの深さを測るだけで血が出てしまうこともあるかもしれません。

ブラッシング指導

大人になると何度もブラッシング指導を受けている人もいるでしょう。ですが、定期的に指導を受けることで、 普段の歯磨きにも生きてきます。歯科医によってブラッシング指導の仕方が違うこともありますが、 正しい磨き方も変わってきているのでより効果的な磨き方を覚えるためにも、何度も受けることをおすすめします。 また、一昔前は歯と歯ぐきの磨き方は一律でしたが、今はその人の歯並びや歯磨きの癖を見て 一人一人に合った歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどの正しい使い方を教えるようになりました。

染め出しチェック

歯垢(プラーク)は、むし歯や歯周病の原因ですが、これをきれいに取り去ることはとても難しいことです。 どこにプラークがつきやすいかをチェックするために、歯垢の染め出しをして、歯垢を綺麗に取り除きます。

歯石取り

歯石を取ろうとすると痛がる人もいますが、放っておくと歯肉を圧迫するなどして、 歯周病を引き起こす原因の一つとなります。自分で取ることは難しいので、歯科医院できちんとケアをしていきます。

歯科相談

むし歯や歯周病についての悩み事以外でも、相談に乗ります。顎の痛み(顎関節症)、 噛むこと(摂食)、飲み込むこと(嚥下)についての指導や治療、要介護者のお口の中のケアなどについても気軽に相談してください。

口腔粘膜チェック

口の中や舌、唇、口角などの粘膜にできる炎症(口内炎)には、口の中やその周りに原因があるものと、 全身的な原因があるものとがあります。また、口腔粘膜の異常は、口腔がんなどの病気の可能性もありますので、口の中の粘膜の状態をチェックします。

PMTCの流れ

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

PMTCとは、
「P:プロフェッショナル=専門家による」
「M:メカニカル=専用の機械を用いた」
「T:トゥース=歯の」
「C:クリーニング=クリーニング」
の頭文字です。

自分では日々のブラッシングでプラークコントロールができているつもりでも、歯ブラシの届きにくい部分や、歯と歯のすき間、歯周ポケットなどには、磨き残しができていることが多いです。これを放っておくと、歯周病やむし歯、口臭、全身疾患などの原因となります。そのため歯科医院を定期的に受診し、プロによるクリーニングを受けることをおすすめしております。

PMTCの流れ

①.スケーリング
超音波スケーラーや手用スケーラーで、ご自身のセルフケアでは除去しきれない部分を含め、歯石やバイオフィルムを、歯科衛生士が専用の器具を使って徹底的にクリーニングします。
②.ペースト塗布
ここで塗布するペーストは、歯磨き粉のようなもので、茶渋などが効率よく落ちやすくなります。
③.歯間清掃
専用の器具を使用して、ブラッシングしずらい歯と歯の隙間をキレイにしていきます。
④.歯面クリーニング
同様に専用の器具を使用して、歯面を清掃していきます。
⑤.歯面の磨き上げ
汚れを再付着しずらくするために歯の表面をツルツルに磨き上げます。
⑥.フッ素塗布
最後は歯のエナメル質を強くするフッ素を塗布します。